松尾研究所テックブログのフィード

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株式会社松尾研究所のテックブログです。

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仮想端末ソフト「byobu」で快適なCLI開発環境構築
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はじめにClaude CodeやGemini CLI等のコマンドラインインターフェース(CLI)ベースのAIコーディングツールの登場で、CLIでの開発を支援するツールが再度フィーチャーされています。その中でも代表的なものの1つが仮想端末ソフト(正確には、仮想端末多重化ソフトウェア)です。仮想端末ソフトの解決する問題としては、以下のようなものが挙げられます。CLIベースのソフト(Claude Code, Gemini CLI, AIの学習プログラム等)に長時間かかる作業をさせていたのに、うっかりターミナルを閉じてしまった複数のプロジェクトを同時に進めていて、ウィンドウが散らか...
1日前
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日本語医療特化型LLMの現状と展望
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はじめにこんにちは、株式会社松尾研究所インターンのhashです。LLMや世界モデルの研究開発に興味があり、その知見や技術を応用する形でAI技術の社会実装に取り組んでいます。近年、ChatGPTやClaude、Geminiといった様々な大規模言語モデル(LLM)が登場し、教育、金融、エンターテイメントなど多くの分野で革新的な変化をもたらしています。医療分野においても、LLMは診断支援、患者コミュニケーションの改善、医学研究の加速など、多岐にわたる応用が期待されています。例えば、膨大な医学論文の読解や、複雑な症例に対する情報提供などが挙げられます。しかしながら、医学知識の専門性の高さ...
5日前
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人工知能学会2025をきっかけに自分と似た歴史上の人の顔を探すアプリ「reki-gao」を作ってみました
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はじめに松尾研究所のからあげです。先日開催された人工知能学会2025年度全国大会(JSAI2025)にて、「日本古典文化と生成AI」というセッションに参加してきました(弊社の参加レポートのテックブログ記事も参照ください!)。そこで、国立情報学研究所の北本朝展さんらが紹介されていたROIS-CODHの「顔貌コレクション(顔コレ)」プロジェクトに興味を持ちました。現代の顔認識技術と歴史的な肖像画データベースを組み合わせることで、「時空を超えた顔探し体験」を実現できるのではないか、そんな発想から「reki-gao」というアプリを作ってみたので紹介したいと思います。なお、私が作った「re...
17日前
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MCPホスト構築:非同期処理とリソース管理の基礎と実装
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この記事では、MCPホストを実際に作成するプロセスを通じて、その際に不可欠となる「非同期処理」の考え方と、通信セッションなどを安全に扱うための「リソース管理」のテクニックについて、基礎から具体的な実装までを解説します。記事では「MCPホスト」と「AIエージェント」の両方の表現が使われていますが、AIエージェントもMCPホストで実装されていることを前提に書いています。MCPの概念については以下の記事を参考にしてください。https://zenn.dev/mkj/articles/0ed4d02ef3439cAIエージェントがMCPのような外部サーバと連携して動作する際には、必然的に以...
18日前
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【JSAI2025】松尾研究所参加レポート
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こんにちは、株式会社松尾研究所シニアデータサイエンティストの太田です。2025年5月27日〜30日に実施された人工知能学会全国大会2025に松尾研究所からデータサイエンティスト6名が参加しました。今回松尾研究所はゴールドスポンサーとしてJSAIに参加しており、インダストリアルセッションへの登壇や企業ブースでの出展もありましたが、この記事では今年の4月に入社したメンバー5人のフレッシュな視点から、聴講セッションに焦点をおいて大会を振り返りたいと思います。 聴講セッション参加レポート 太田 フィジカルAIシステムの研究開発 身体性に基づく知能の研究企画セッション[1]自分...
19日前
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[入社エントリ]世界と自分を変えたくて松尾研究所へ
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4/16から松尾研究所のDSチームに所属している穴井です。入社から1ヶ月半ほど経ち、落ち着いてきたので入社エントリ書いてみました。少し大きめなタイトルつけてますが、その決断に至るまでの心境なども素直に触れていこうと思います。 自己紹介愛知県在住のエンジニアです。Self-supervised learningや異常検知など、Embedding活用してアレコレする技術が好きです。今こそAIやデータサイエンスに関する職についてますが、学生時代や社会人前半は全く異なる分野を経てきました。そんなキャリアの変遷や、松尾研究所に来るまでの経緯・心境が、誰かのキャリア選択のヒントになれ...
25日前
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スライドや資料作成に使える!ちょうどいいイラスト素材サイト
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はじめにみなさん、仕事でスライド作っていますか?私は、個人的に生成AIでスライドづくりを試したりしていますが、スライドに関しては、まだ生成AIで完全に自動生成が難しい領域と実感しています。特に、スライドをよりインプレッシブにするために、使い勝手の良いセンスのあるイラストが欲しいけど「検索しても良いものが見つからない!」と困っている方も多いのではないでしょうか?かくいう私も、スライドに使えるようなイラスト素材サイトを全然知らなかったのですが、松尾研究所のSlackでコンサル経験のある清水さんら数名がおすすめサイトをたくさん共有してくれました(松尾研究所ではデータサイエンティストだ...
1ヶ月前
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令和7年電気学会全国大会 参加報告 - スマートメーター活用AIの研究開発
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株式会社松尾研究所でインターンをしている高木です。松尾研究所は東京電力パワーグリッド様と共同で、スマートメーターの計測データを活用し、エネルギー利用効率化を実現するAIモデルの開発・データサイエンスを進めています。我々は2025年3月に明治大学中野キャンパスにて開催された電気学会全国大会に参加し、研究成果の一部を発表しました。本記事では、現地の様子や我々の発表内容について紹介します。https://matsuo-institute.com/2025/05/743/ 電気学会全国大会電気学会は、電気やその関連分野の基礎研究から技術開発の報告まで幅広く扱う、長い歴史を持つ学会です...
1ヶ月前
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[入社エントリ]新卒で松尾研究所に来て早1か月が経ったので振り返ります
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はじめに25新卒で株式会社松尾研究所に入社いたしました.尾崎といいます.松尾研究所ではデータサイエンティストをやっています.世間では入社エントリなるものを書くとの教えを賜り,本稿では新卒で松尾研究所に入った経緯や今後について書いてみようと思います. 1. 自己紹介内部の人にも調子こいていると噂のアイコンと大体のSNSで使っているアイコン名前:尾崎大晟出身地:愛媛県愛南町出身大学:大阪公立大学専攻:大学では機械系,ただし主にLLMについて知見や研究が寄っています.所属:株式会社松尾研究所 (同時に大阪公立大学の博士課程に進学しています.)Xのアカウントはこちら...
2ヶ月前
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ローカルRAGを手軽に構築できるMCPサーバを作りました
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はじめに最近話題のMCP(Model Context Protocol)記事です。MCPに関しては、同僚の李さんが素晴らしい記事を書いてくださいましたので、MCP自体の概要に関しては以下記事参照ください(お約束)。https://zenn.dev/mkj/articles/0ed4d02ef3439c今回は、LLMの代表的なユースケースとも言えるRAG(Retrieval-Augmented Generation)です。RAGはドキュメントから関連情報を検索し、AIの回答生成に活用する技術で、専門知識や最新情報を必要とするタスクに使われます。以前にTanuki-8BとOllam...
2ヶ月前
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【入社エントリ】コンサルから松尾研究所のデータサイエンティストへ
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はじめにはじめまして!4月に松尾研究所へシニアデータサイエンティストとして入社した渡邊です。前職ではITコンサルタントでしたが、この度データサイエンスの世界へ飛び込みました。この記事では、その理由や入社後に感じたことなどを共有したいと思います! バックグラウンド化学系の修士課程を修了後、新卒で野村総合研究所に入社し、ITコンサルタントとして4年間勤務しました。主にAIを用いた業務改革やPoC推進のプロジェクトに関わる中で、顧客課題を技術を用いて解決することの楽しさを学びました。また、生成AI技術の面白さや可能性に魅了されて、生成AIに関わるプロジェクトやR&D活...
2ヶ月前
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Slackチャンネルが気づいたら100を超えていたので整理した
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こんにちは、株式会社松尾研究所 データサイエンティストの浮田です。弊社ではSlackでコミュニケーションすることが多く、私も日々多くの時間をSlack上で過ごしています。また私は入社後約1年となり、気づけば100以上のチャンネルに入っている状態となりました。これだけチャンネルが多いと、情報の管理やメッセージ発信に手間がかかるようになってきたため、整理することにしました。整理したあとのSlack画面。自分から発信する場合は基本的にPriorityセクションからチャンネルを探し、すぐに収集したい情報はChannelsセクションで収集する!もちろん仕事の方法やSlackの流量は会...
2ヶ月前
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言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)参加報告
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こんにちは、株式会社松尾研究所シニアデータサイエンティストの大西です。3/10〜3/14に長崎で開催された言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)にシルバースポンサーとして、データサイエンティスト3名と人事1名が参加しました。本イベントは、自然言語処理(NLP)分野の最先端研究が集まる場であり、大学研究者や企業が最新の成果を発表し、活発な議論をおこないます。今年は、参加者2248名、発表777件、スポンサー103社と、いずれも過去最高の件数を記録したとのことでした。私たち松尾研究所は、先端研究の社会実装を重視して技術開発を行ない、その成果を外部公開することで社会全体のAI開発...
2ヶ月前
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松尾・岩澤研究室 / 株式会社松尾研究所 合同ポスター発表会を開催しました
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こんにちは、株式会社松尾研究所シニアデータサイエンティストの大西です。4月10日に松尾・岩澤研究室/株式会社松尾研究所 合同ポスター発表会を開催し、それぞれの研究開発成果を発表しました。前回は東京大学松尾・岩澤研究室主催のポスター発表会にゲストとして参加しましたが、今回は合同開催という形で実施することになりました。 合同ポスター発表会の概要と開催の意図今回の発表会は、松尾・岩澤研究室の研究成果と松尾研究所の共同開発の進捗を皆で共有する場として開催しました。研究者、学生、職員が集まり、ポスター形式で研究成果を発表し合うことで、活発な意見交換と知識共有を促進することを目指しています。...
2ヶ月前
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Notionで手軽にMarkdownを読み書きできるMCPサーバー「NotionMCP Light」を作りました
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はじめに最近話題のModel Context Protocol(MCP)は外部システムやAPIとAI(LLM)を接続する重要な橋渡し役となっています。MCPに関しては同僚の李さんが素晴らしい記事を書いてくださいましたので、MCP自体の概要に関しては以下記事参照ください。https://zenn.dev/mkj/articles/0ed4d02ef3439c私自身も、MCPには興味を持っていて、いろいろなMCPサーバを試しています。詳しくはModel Context Protocol (MCP) サーバを使ってみた・作ってみたを参照ください。そのような中、先日Notion 公式...
2ヶ月前
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MCP入門
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MCP概要説明この記事はMCP2025-03-26リビジョンを基に作成しました。 Model Context Protocol (MCP) とは何か?MCP は、AI アシスタント(チャットボットや自動化エージェントなど)が、さまざまな外部データやツールにアクセスするための 共通のルール(プロトコル) です。従来は、AI にデータベースやウェブサービス、ローカルのファイルを使わせたいとき、それぞれ違う接続方法をいちいち作り込む必要がありました。すると、AI を拡張するたびに「新しいツール用の独自コード」を用意しなくてはなりません。MCP を使うと、「AI ⇔ データやツー...
3ヶ月前
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関西Kaggler会にゴールドスポンサーとして参加しました!
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2025/3/7(金)に開催された関西Kaggler会にゴールドスポンサーとして参加しましたので、遅ればせながら参加レポートをお送りします。 関西Kaggler会とは?関西Kaggler会は、Kaggleに関心のあるデータサイエンス初心者から上級者までが集まり、知見を共有する関西発のコミュニティイベントです。今回のイベントでは、初心者向けのセッションから、Kaggleの金メダリストたちによる高度なテクニック解説まで、幅広いトピックが扱われました。https://kansaikaggler.connpass.com/event/336893/ なぜ関西Kaggler会にスポンサ...
3ヶ月前
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メーカー企業出身メンバーの働き方とは? (松尾研meetupイベントレポ②)
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こんにちは。松尾研究所で広報を担当している白石です。本記事では、下記記事の第二弾として松尾研meetupのイベントを取り上げます。前回の記事:https://zenn.dev/articles/4640520af227a0/松尾研では、メンバーのバッググラウンドの多様性を活かし、コンサル経験者向け・製造業経験者向けのイベントを開催しました。本記事では製造業経験者向けイベントでご紹介した内容の一部をお届けし、当日参加できなかった方にも松尾研の働き方を知っていただく機会にしていただきたいです! 登壇者:今回は製造業経験者向けイベントということで、前職の経験も活かしつつ松尾研で活躍...
3ヶ月前
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「AIワークフロー」で実現する論文調査の自動化
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1. はじめにはじめまして、株式会社松尾研究所にてインターンをしております、yutohubと申します。松尾研究所で開催されたAIハッカソンで発表した「論文調査くん」というツールについて、実際にデプロイを行い社内で公開しました。この経緯や、AIワークフローの実際の導入事例と活用方法という観点からまとめたいと考えています。https://zenn.dev/mkj/articles/8c080eb8ea2fd2「論文調査くん」は、経験豊富なデータサイエンティストが行う論文調査や技術調査をツール化することで、経験の浅いインターンでも同等の調査が行えるようにすることを目的として開発され...
3ヶ月前
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松尾研究所のプロジェクトの進め方をご紹介! (松尾研meetupイベントレポ①)
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こんにちは。松尾研究所で広報を担当している白石です。松尾研究所では各ポジションで積極採用中ですが、「松尾研の名前は良く聞くけれど、採用もしていたんですね!?」と言っていただくことも多く(伸びしろ!)、採用チームと現場メンバーが一丸となって様々な施策を打ちながら、組織づくりに取り組んでいます。こうした二人三脚の取り組みが実を結び、毎月新しいメンバーがジョインし、活動が急拡大しています。▼参考:三度の飯よりデータサイエンス!な人に会うために、松尾研究所のデータサイエンティストたちで今年取り組んだこと(2024年12月記事)https://zenn.dev/mkj/articles/4...
3ヶ月前